紅茶ブランド「リプトン」の誕生125周年を記念した展覧会のために製作した彫刻作品。透明なポットに注がれたお湯の中でたゆたう茶葉のような、優雅なひと時を期待させる浮遊感をもった構造体が作れないか模索した。そのためにテンセグリティと呼ばれる引張力と圧縮力がつり合い、緊張状態にある構造システムを採用し、さらにうすい航空べニアを曲木にすることで、ゆらゆらとした様子を表した。BILINGUALSTRUCTURE展ではこの自立した構造体をさらに強度を上げ、間仕切りサイズまで進展させた。

info:
TEA WAY ART COLLECTION@明治神宮外苑聖徳記念絵画館前広場
2015.11.14-11.22
*共同制作