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物質が消費された後、見捨てられることなく分別分解され、再び生産へと運ばれ消費に循環する-すなわち近代に発明されたリサイクルの行為は、自然界にて常に行われている動物が植物を食べて消化し、それが糞となり土中の微生物によって分解され、また植物へと吸収されていく様を模倣しているに他ならない。いびつな周期的構造を持ちながら展開する epos soda は現在のリサイクルの動きを可視化しており、時に細々くなったり、断続的になったりもする様子を表している。我々のリサイクルが当たり前となり、時に消費者が分別をし、生産者も分解に気を配ることができたなら、この関係を表す図式も徐々に角が取れなめらかになっていき、新しい時代の新しい図式が発見されることだろうと考える。

info:
FUTURE CULTIVATORS PROGRAM
2015.8.14-9.10
@PUBLIC HOUSE
theme:NEW RECYCLE
curation by REBIRTH PROJECT
*共同制作